EBPMDB

夫婦の育休取得

夫婦の育休取得が夫婦関係の満足度に与える影響

評価指標

効果

証拠の強さ

評価指標

出生後1年間の夫婦関係の満足度

効果
証拠の強さ

ポイント

  • 夫の育休期間が長いほど夫側から見た夫婦関係の満足度は高くなる(が効果は小さい)。

  • 妻の育休期間が長いほど妻側から見た夫婦関係の満足度は低くなる。

  • 妻単独の育休期間が長くなるほど夫側、妻側から見た夫婦関係の満足度は低くなる。

文献選定/レビュー作成

  • 南デンマーク大学 茂木良平/株式会社サイバーエージェント経済学社会実装チーム

背景

  • 夫婦関係の満足度は育児期間と子供の幼少期に悪化する。
  • 男女間の有償労働や家事労働の分担の問題が大きく影響していると指摘されている。
  • ヨーロッパの寛容で歴史的に家族主義な文脈における育休取得と夫婦関係の満足度の関係性について検討した。

介入

  • 夫婦の育休取得

評価指標

  • 出生後1年間の夫婦の関係満足度

分析方法

  • 固定効果モデル

証拠の強さ

  • SMS:3
  • 根拠
    • 固定効果モデルによって未観測変数による内生性バイアスを除去している。

サンプル

  • ドイツの1046組の夫婦
  • 4115の観察数

結果

  • 夫の育休期間が長いほど夫側から見た夫婦関係満足度は高くなる(が効果は小さい)。
  • 妻の育休期間が長いほど妻側から見た夫婦関係満足度は低くなる。
  • 妻単独の育休期間が長くなるほど夫側、妻側から見た夫婦関係満足度は低くなる。

研究の弱点

  • データの欠損による脱落

書誌情報

プライバシーポリシー

Copyright © CyberAgent, Inc.