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父親の育休取得(パパクオータ)

父親の育休取得が追加的な出生に与える影響

評価指標

効果

証拠の強さ

評価指標

追加的な出生

効果
証拠の強さ

ポイント

  • 第一子出生時に父親が育休取得したカップルは全ての国でより第二子出生しやすい。

  • 一方、第二子出生時の父親の育休取得と第三子出生は、アイスランドでは有意な関係が見られず、ノルウェーとスウェーデンでは負の関係が見られた。

文献選定/レビュー作成

  • 南デンマーク大学 茂木良平/株式会社サイバーエージェント経済学社会実装チーム

背景

  • 父親の育休取得と継続的な育児参加がと追加的な出生の関係について検証した。
  • 「パパクオータ」(父親に強制的に育児休業を割り当てる制度)までとる父親と、パパクオータ以上を分担する父親での違いを分析。

介入

  • 夫の育休取得

評価指標

  • 追加的な出生

分析方法

  • イベントヒストリーモデル

証拠の強さ

  • SMS:2
  • 根拠
    • 育休取得の内生性について特段の配慮がない。

サンプル

  • アイスランド、ノルウェー、スウェーデンの行政データ
  • 生後18ヶ月の間に、追加出生しているカップル(第一子のみのカップルの5から7%、第二子ではそれ以下)を除く全ての国民

結果

  • 第一子出生時に父親が育休取得したカップルは全ての国でより第二子出生しやすい。
  • 一方、第二子出生時の父親の育休取得と第三子出生は、アイスランドでは有意な関係が見られず、ノルウェーとスウェーデンでは負の関係が見られた。

研究の弱点

  • 育休の取りやすさを示す職場環境の変数がない。

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