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家族手当と出生タイミング

イスラエルの国勢調査を用いた家族手当が出生タイミングに与える影響

評価指標

効果

証拠の強さ

評価指標

出生児数別出生タイミング

効果
証拠の強さ

ポイント

  • 家族手当は各出生順位別の出生タイミングに正の効果あり。

  • 特に高学歴女性に大きな効果が見られた。

文献選定/レビュー作成

  • 南デンマーク大学 茂木良平/株式会社サイバーエージェント経済学社会実装チーム

背景

  • 家族手当が出生に与える影響について、社会経済的地位を考慮した分析は少ない。

介入

  • 家族手当(family allowance):1965年次は第三子以上持つ母親には1000ドル以下、その後出生数に応じて変化していき、1992年次には3人子供を持つ母親は3000ドル、6人で5000ドル以上に変更された。

評価指標

  • 第三子以降の出生児数別出生タイミング

分析方法

  • ランダム効果を用いた離散ハザードモデル

証拠の強さ

  • SMS: 2
  • 根拠
    • マクロレベルの前後変化をコントロールするために変数が使用されている。

サンプル

  • 1983年、1995年のイスラエル国勢調査。
  • 同居児法(センサスなどの人口静態調査から過去の出生率を推計する手法)を用いて、出生履歴をセンサスから構築。
  • 調査以前に12歳の子供に限定。
  • 初婚の女性に限定。

結果

  • 家族手当は各出生児数の出生タイミングに正の効果がみられた。
  • 特に高学歴女性において、大きな効果が観察された。

研究の弱点

  • 初婚の女性に限っており、イスラエル系アラブ人をデータから除いているため、結果の代表性に懸念。

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