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母親のワークライフバランスへの満足度

チャイルドケアの分配と母親のワークライフバランスへの満足度

評価指標

効果

証拠の強さ

評価指標

チャイルドケアアレンジ

効果
証拠の強さ

ポイント

  • 有料と無料のチャイルドケアを良いバランスで利用できることが、母親の高いワークライフバランスと関連していた

文献選定/レビュー作成

  • 南デンマーク大学 茂木良平/株式会社サイバーエージェント経済学社会実装チーム

背景

  • ワークライフバランスの難しさが女性の就業継続と低出生の要因であると論じられてきた。

介入

  • チャイルドケアアレンジ(親以外が行う育児のうち、インフォーマルなチャイルドケアとフォーマルで有料のチャイルドケアの比率)。

評価指標

  • 就業している母親のワークライフバランスへの満足度。

分析方法

  • Random effects models

証拠の強さ

  • SMS: 2
  • 根拠
    • 固定効果を用いて、介入群と非介入群の属性などの差異を考慮している。

サンプル

  • 就業している、パートナーシップを形成している、チャイルドケアを誰かに依頼している、最低一人13歳以下の子供を持つ女性(1492ケース)。

結果

  • 有料と無料のチャイルドケアを良いバランスで利用できることが、母親の高いワークライフバランスと関連していた。
  • 有料のチャイルドケアを利用することの難しさは母親のワークライフバランスを下げる要因。
  • フォーマルで有料のチャイルドケアのみを利用している母親の方がインフォーマルなもののみを利用している母親よりワークライフバランスへの満足度は高かった。

研究の弱点

  • すでに退職してしまった母親や一度も働いたことのない母親は分析に含まれていないため、今回見られた効果は過小に推定されているかもしれない。
  • サーベイで観察されているチャイルドケアのアレンジとワークライフバランスの内省性は否定できず、今回の分析では考慮しきれていない。

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