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政府や夫などからの育児サポート

韓国における育児サポートと妻の第二子出生意欲と出生

評価指標

効果

証拠の強さ

評価指標

育児サポート

効果
証拠の強さ

ポイント

  • 育児サポートは出生意欲よりも出生に強い正の関係がみられた

文献選定/レビュー作成

  • 南デンマーク大学 茂木良平/株式会社サイバーエージェント経済学社会実装チーム

背景

  • 育児サポートには大きく3つの種類がある:夫から、両親から、政府からのサポート。
  • これまでこれらの育児サポートと出生行動の関係は別々に研究されてきた。
  • 韓国の父親の育休は、2014年時点でOECDの中で最長だが、取得率は5%未満だった。

介入

  • 政府、夫、(義)両親からのサポート:家族政策への知識、夫の家事育児分担、(義)両親の育児サポート

評価指標

  • 妻の第二子出生意欲と第二子出生

分析方法

  • Logisitic regression

証拠の強さ

  • SMS: 1
  • 根拠
    • 二つの変数の関連性の分析が主眼であり、介入の効果を見ることは目的ではないため、介入群と非介入群の差を調整するような操作を用いていない

サンプル

  • Wave 1時に有配偶、40歳未満、第一子を持つ女性 (526ケース)

結果

  • 3つの育児サポートは出生意欲よりも出生行動に強い正の関係がみられた
  • 男性の育休取得に関する知識がある女性はそうでない女性に比べて第二子出生率が高かった
  • 夫の家事育児時間が上位1/4の妻は下位1/4の妻に比べて、第二子出生率が3倍高かった
  • 夫の家事育児時間が第二子出生に影響するのは、一日3時間以上している場合だった

研究の弱点

  • 今回の分析では3年以内の第二子出生しかとらえることができない
  • (義)両親の特徴を考慮することができず、また義両親からのサポートなのか両親からのサポートかを分けることができなかった

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