EBPMDB

優秀な同僚教師からのピア効果

優秀な同僚教師がいることによる教育効果への効果

評価指標

効果

証拠の強さ

評価指標

数学と国語の成績

効果
証拠の強さ

ポイント

  • 優秀な同僚教師を持つと受け持っている生徒の成績が向上する。

  • 同僚教師の質の定義を変えても正の効果がみられた。

文献選定/レビュー作成

  • 株式会社サイバーエージェントAI Lab, 経済学社会実装チーム

背景

  • 労働者のスキルが周りの労働者に波及するスピルオーバー効果は長年注目されてきた。
  • 教師同士の学び合いによって生徒の成績を向上させるかどうかを分析した。

介入

  • 優秀な同僚教師の有無

評価指標

  • 数学と国語の標準化されたテストの点数

分析方法

  • 同じ学校の同じ学年に勤務する同僚教師の過去の平均的な生徒に対する「付加価値」を同僚教師の質と定義。
  • 同僚教師の質と生徒の質との関係を回帰分析。
  • OLSに加えて固定効果モデルを用いる。

証拠の強さ

  • SMS:3
  • 根拠
    • サンプルバイアスを除去するために固定効果モデルが用いられている。

サンプル

  • 1995年~2006年におけるノースキャロライナ州の3ー5年生
  • 1545校、137万の生徒と年の組み合わせ

結果

  • 同僚教師の質が1標準偏差分だけ改善すると、0.006標準偏差分テストの点数が上昇する。
  • 悪い質の同僚教師をもつと、0.025標準偏差分だけ数学の成績が落ち、0.009標準偏差分だけ国語の成績が落ちる。

研究の弱点

  • 同僚教師の質が複数あり、どの結果を重視するべきかが困難。

書誌情報

プライバシーポリシー

Copyright © CyberAgent, Inc.