EBPMDB

糖尿病リスクに関する健康診断

血糖値を基準とした糖尿病リスクの健康診断が医療サービスの利用及び健康行動、健康に及ぼす効果

評価指標

効果

証拠の強さ

評価指標

医療サービスの利用"

効果
証拠の強さ
評価指標

糖尿病リスク(一般)

効果
証拠の強さ
評価指標

糖尿病リスク(ハイリスク)

効果
証拠の強さ

ポイント

  • 血糖値が糖尿病の診断基準値を超えると、糖尿病に関連した医療サービスの利用がわずかに増加する。

  • 全体では医療サービスの増加は血糖値の減少につながらない

  • ハイリスクの場合は、基準値を越えた場合翌年の血糖値の低下がみられる。

文献選定/レビュー作成

  • 一橋大学 高橋雅生/株式会社サイバーエージェントAI Lab, 経済学社会実装チーム

背景

  • 定期健康診断は健康増進のために重要だといわれているがその効果については研究者の間で議論がある。
  • 健康診断が医療サービスの利用を促進するのか、またその結果として健康が増進するのかを検証する。

介入

  • 糖尿病リスクに関する健康診断

評価指標

  • 糖尿病リスク(血糖値)

分析方法

  • 血糖値110mg/dlを超えると糖尿病予備軍, 126mg/dlを超えると糖尿病とされ警告を受ける。
  • これらの閾値を利用した回帰不連続デザインによって、医療サービスの利用、健康行動、健康に対する効果を調べる。

証拠の強さ

  • SMS:4
  • 根拠
    • 回帰不連続デザインを用いている

サンプル

  • 健康診断前に糖尿病と診断されていない30-64歳の労働者170万人

結果

  • 血糖値が糖尿病の診断基準値を超えると、糖尿病に関連した医療サービスの利用がわずかに増加する。
  • 全体では医療サービスの増加は血糖値の減少につながらない。
  • ハイリスクの場合は、基準値を越えた場合翌年の血糖値の低下がみられる。

研究の弱点

  • 同一企業に勤める従業員のみ捕捉できるので脱落によるバイアスのおそれがあるが、明確なバイアスはみられなかった

書誌情報

プライバシーポリシー

Copyright © CyberAgent, Inc.