鶏肉の陳列スペース拡大・商品量増加
ヨーロッパのスーパーマーケットにおいて、鶏肉(他の肉よりもサスティナブル)の陳列スペースを拡大し、商品量を増やしたときの、肉の売上等に対する影響
- 評価指標
1日に販売された鶏肉の重さ
- 評価指標
1日あたりの鶏肉の売上
- 評価指標
1日に販売されたその他肉の重さ
- 評価指標
1日あたりのその他肉の売上
ポイント
文献選定/レビュー作成
背景
- 食肉生産は大量の温室効果ガスを発生させるが、赤身肉と比べて鶏肉等の白身肉は排出量が少ない。
- 赤身肉から白身肉への消費に転換させることで、温室効果ガスの削減を期待できる。
介入
- 鶏肉(他の肉よりサスティナブル)の陳列スペースを1.3mから1.85mに拡張し、商品量を19皿から27皿に増加(種類の数は変更なしで、量を増加)
評価指標
- 1日に販売された肉の重さの平均(種類別,単位:kg)
- 1日あたりの肉の売上の平均(種類別,単位:ユーロ)
分析方法
証拠の強さ
- SMS:3
- 根拠
- ヨーロッパの中規模都市にあるスーパーマーケットに入っている肉屋を介入群、同じスーパーマーケットチェーンの別店舗を非介入群とし、介入前後の比較を行っている。
サンプル
結果
- 鶏肉の販売額を18%、販売量(重さ)を13%増やすことはできたが、その他の肉の販売額・重さは減らなかった。
研究の弱点
- 店頭での販売額・量しか把握できておらず、実際の消費量への影響は分からず、販売価格の情報を分析に用いることが出来ていない。
- 介入群・非介入群ともに1つずつに留まる。
書誌情報